桐たんすの引っ越しは慎重にしなければなりません。
汚れが付きやすいですし、汗や雨などの湿気を吸いやすいのも特徴です。
また、ちょっとした圧力ですぐに凹みます。
元 引越し作業員の本音を言うと、他の家具や荷物と一緒に運びたくないです ^^;
というのは、例えば エアコンなどの電気工事が必要なものは電気工事専門の業者、 ピアノや 金庫のように重量があるものは重量物専門の業者、美術品などの特別高価なものは美術品専門の業者を手配しますが、それと同様にすべきというのが私の考えです。
他の家具は毎日使いまわしている梱包資材を使って運びますが、桐たんすの場合はそれをするとすぐに汚れてしまいます。
桐たんす一つのために新品の手袋や梱包資材を用意しますし、湿気から守る為に大きなビニールの袋で包んだりします。
他の家具や荷物を扱っているモードとは完全に切替えないと駄目なんです。
本来であれば、桐たんすの様な特別な家財がある場合、営業マンが 見積もりの段階でそれに気づいて、専門業者を手配して 見積もりを提示するのが良いと思います。
ただ、現場経験がない営業マンや新人の営業マンは桐たんすに関する知識がないことも多いので見逃しますし、気づいたとしても専門業者を手配することで高額になって他社に料金競争で負けてしまうので、他の家具と同じ扱いで見積もってしまうこともあります。
そして、作業当日に桐たんすが破損してしまうということに繋がります。
専門業者を手配しないまでも、一般的な 引越し作業員を一人追加して、時間的に余裕をもって桐たんすが扱える環境を作るように心がけるべきだと思います。
桐たんすに限らず高価な家財をたくさんお持ちの皆さんに私がお願いしたいというかお勧めしたいのは、皆さんの側から専門業者の手配か作業員を増やすことを提案されるということです。
とにかく、値段が安いというだけで 引越し業者を選ばないことです。
料金の安さだけで選ぶお客さんじゃないんだ・・・ということが営業マンに伝わると、桐たんすなどの高価なものをちゃんと扱うスタッフの手配がしやすいです。
特に 引越しシーズン時期などは、作業員全体のレベルが落ちるので注意してください。
引越し業者といっても作業員の熟練度は本当に様々ですから。
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